「スピルリナの効果」
スピルリナとは?
拡大スピルリナ(Spirulina)という名前は、ラテン語のねじれた、らせん形のを意味で、Spira(英語ではSpiral)に由来します。
スピルリナは、藍藻綱ユレモ目の幅5-8μm、長さ300-500μmほどのらせん形をした濃緑色の単細胞微細藻類です。約30億年前に出現した原核生物の仲間で、現在でも熱帯地方の湖に自生します。スピルリナに一番多く含まれている栄養素はタンパク質で、乾燥したスピルリナであれば、その約6-7割がタンパク質です。これは、大豆や肉類と比べても、はるかに多い含有量です。また、この他にも、必須アミノ酸が9種類、各種ビタミン、ミネラル、フィコシアニン、葉緑素(クロロフィル)など、実に多くの栄養素が含まれています。
効果効能
- アルカリ性のスピルリナが酸性に傾きがちな体を本来の健康な状態に戻してくれるので、疲れにくくなったり風邪をひきにくくなったりします。臨床研究では、スピルリナの摂取によって、リンパ球が活性化して、免疫力を高める効果も確かめられています。免疫力が高まると、体に侵入してきたウイルスや細菌の感染の予防にもつながります。これは、スピルリナに含まれている各種栄養素による、総合的な効果だと考えられています。
- スピルリナに含まれる、葉緑素(クロロフィル)やフィコシアニン、ビタミンC、Eなどには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を退治する効果があります。活性酸素は、体内の細胞を傷つけて、老化を早めたり生活習慣病の原因になる物質です。しかし、スピルリナを十分摂取することで、これらを予防したり改善する効果があります。また、フィコシアニンは、脂肪の代謝を助けるので、肥満の予防にも効果があるといわれています。コレステロールを調節するリノール酸やリノレン酸が豊富に含まれているため、血糖値を正常に戻し、高血圧や動脈硬化を防止してくれます。豊富な栄養素によって体の新陳代謝が良くなるため血流も改善し、慢性的な肩こりや偏頭痛も解消します。
- スピルリナは、粘膜の炎症を抑える効果もあり、皮膚や口の中を保護します。
- スピルリナに含まれるクロロフィルは血液中の毒素をキレイにする効果もあり、アレルギーに影響のあるヒスタミンも無毒化にする効果があります。
- 鉄分が含まれているだけでなく、造血作用のある葉緑素も入っているので、毎日飲むことで貧血改善が期待されます。
- 豊富な食物繊維が含まれているため、飲み続けると自然に腸内環境が整い便秘が改善されます。
次の「原材料と効果を知ろう」は「クロレラの効果」(4/9)です。